セレック
CEREC
セレック
セレック
セレックとは、デンツプライシロナ社から出ている歯科用CAD/CAMシステムのことを指します。
今でこそ国内外多くの会社から類似のシステムが発売されていますが、セレックが臨床に初めて応用されたCAD/CAMシステムであることは広く知られているところです。
膨大なデータをもとに、高精度の3-D光学カメラを使用して歯を撮影(スキャン)します。咬み合わせも記録し、歯列模型をモニター上に再現します。咬合器という技工士や熟練した歯科医師が使う咬み合わせを診断する器機の機能も内蔵されています。
コンピュータの画面のなかで技工士もしくは術者が自ら修復物を設計し、院内のミリングマシンが均質なブロックから1本1本削りだすことで作製します。
歯科技工所に依頼することなく歯科医院で修復物を作製できるので、規格生産された高品質なセラミックブロックを使用するため耐久性が高く、治療時間も最短当日に完成(約1時間)と非常にスピーディーです。
メリット
- ■印象材・石膏使用しない光学印象
- ・光学印象(デジタルインプレッション)なので、型取りで生じる違和感がほとんどない
- ・印象材や石膏模型に移す作業、作成中のテクニカルエラーがないため精度が高い
- ・インプラントへの応用など、CTデータとの組み合わせで幅広い臨床応用が今後も期待できる
- ・設計作業がチェアサイドで行え、良質な治療が行えているのか患者サイドからも確認ができる
- ■最速、1回の来院での治療が可能
- ・出張を直前に控えている方、仕事が忙しく治療回数をなるべく少なく進めたい方から特に好評をいただいております。
- ■金属を使わない治療(メタルフリー)が標準となる
- ・金属の充填によって生じる劣化や二次むし歯の発生リスクを低減させる
- ・歯質や歯肉の変色が生じない
- ・金属アレルギーの方に安全に使用いただけます
- ・セラミックやジルコニアは金属よりプラークの付着が軽減します
- ・見た目に美しいだけではなく、耐久性にも優れているため、再治療のリスクが低減する
- ■物性の優れたブロックを材料に使用
- ・ハイブリッドセラミック、セラミック、ジルコニアを筆頭に、多様なブロックが供給されており、
価格や物性などでブロックの選択の幅が非常に広く、患者サイドのニーズに応えることができる
- ・セレックで使用するブロックは工場で圧縮、プレス、焼成されている工業製品のため、
- ・代表格のセレックブロックはエナメル質(天然歯)との対摩耗性がほぼ同程度
- ・セレックブロックは10年で91%以上の残存率
デメリット
- ■術者のウデで、詰め物の良否がはっきりと出る
- ・精密なミリングマシーンはあいまいさを許容しないため、
術者が形を作るときにきちんとセレックに適した要件を守って作成しないと、
精度はもちろん耐久性の面でも、持前の良さを発揮できない可能性がある。 - ・システム化されているため簡単そうに見えるが、
基本的な要件を守る術者の臨床姿勢と技術的な経験値が結果を左右しうる、
テクニックセンシティブな面も持ち合わせている
セレック治療の流れ
スキャン(画像スキャン型どり)
スキャン(画像スキャン型どり)

※症例により型取りが必要な場合もあります。
修復部設計

修復物作製

ミリングマシンと呼ばれる機械(CAM)が、コンピュータで設計されたデータをもとにセラミックブロックを削り出し、修復物を精密に整えていきます。
口腔内セット

口腔内へセットして治療完了です。
先進的な接着技術を用いて、削り出されたセラミック歯を口腔内へセットします。これで治療完了となります。
なお、Step1からStep4までにかかる時間は、たいていの場合は1時間程度です。
仮歯不要で、麻酔が効いているうちに口腔内にセットが完了いたします。
※装着後1年間は通常の使用で破損してしまった場合、同等の補綴物を無償保証いたします。さらに、定期メンテナンスを最低限半年に1回受診することで、保証期間が5年間となります。

実際の症例
※準備中
術前
- 初診
- 主訴

一般歯科をはじめ小児歯科、予防歯科、義歯、インプラント、美容歯科、セレック、矯正歯科など、幅広い診療に対応
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休診:木曜・日曜・祝日